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「部分入れ歯」の正しいケアが、残存歯の保護にも重要

 


むし歯や歯周病で自分の歯を失うと、「ブリッジ」や「入れ歯」といった義歯を使用することになります。「入れ歯」利用者は40歳代から増え始め、後期高齢者では50%弱が「部分入れ歯」、40%弱が「総入れ歯」利用者です。


残存歯のある「部分入れ歯」の人に知っていただきたいのが「部分入れ歯を正しくケアすることの重要性」です。

「部分入れ歯」をつくった当初はしっかりと歯ぐきに固定できていたものでも、時間が経つにつれて歯ぐきの形状や噛み合わせは変化し、隙間やぐらつきが生じるケースが増えてきます。超音波洗浄機

安定しない「部分入れ歯」は、食べる・話すといった日常生活に支障をきたすとともに、歯ぐきや残存歯にも悪影響を与えます。隙間に食べ物がはさまり、歯ぐきを傷づけたり、クラスプと呼ばれる固定金具が残存歯とこすれてしまうこともあるのです。


また「部分入れ歯」本体のケアも大切です。「部分入れ歯」にも歯垢(プラーク)や歯石は生じます。虫歯菌や歯周病菌が付着していると、口腔環境に悪影響を与えかねません。「部分入れ歯」を清潔な状態に保ち、しっかりと歯ぐきに固定してあげることが重要です。

そのために大切な、「入れ歯洗浄剤」と「入れ歯安定剤」を使ったケア方法をご紹介しましょう。

入れ歯洗浄剤は毎日の習慣に! 抗菌・消臭も考えよう

「部分入れ歯」ケアのひとつ目は、洗浄です。

まず、入れ歯を取り外して歯ブラシなどで汚れやプラーク(歯垢)を落としましょう。クラスプや歯間に付いた頑固な汚れを、やわらかめの歯ブラシや入れ歯専用ブラシを使って、ヌルヌルや汚れをきれいに洗い流してください。かたい歯ブラシや歯磨き粉(研磨剤の入っているもの)を使うと入れ歯に傷がつくので、使用を控えたほうが良いでしょう。

次に、専用の入れ歯洗浄剤を使用して、歯ブラシでは落とせなかった目に見えない汚れや雑菌などをしっかり洗い落としましょう。汚れが気になる場合は、一晩浸しておくと効果的。洗浄後は流水ですすいでください。コントラハンドピース


「そんなに汚れてないから洗浄は3日に一度くらい」という人もいるようですが、自分の歯と同様に入れ歯には虫歯菌や歯周病菌が付着しています。歯みがきを毎日行っているのであれば、それと同じように毎日の洗浄を習慣づけてください。



 
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