埋入する最終補綴物をしっかりと長く付き合うために

 

最終補綴物の装着後は、半年ごとの定期検診で歯肉の炎症の有無や咬み合わせなどさまざまな部分をチェックします。しっかりと定期検診に来て頂くことで何か小さい口腔内のトラブルがあっても早期に発見できますし、未然に防ぐこともできるのです。
目視だけでなくレントゲン写真で歯槽骨の変化も確認し、インプラントの埋入時から骨がどのように変化してきているのかを確認することも大切です。どれだけ入念に準備してインプラント埋入をおこなったとしても、自然に骨の吸収が起こる可能性はゼロではありません。骨が吸収されるとインプラントのグラつきや周囲炎等の原因となります。ですから、定期検診時に細かく確認することが必要なのです。(ハンドピース

こちらの写真の患者さんはとても意識が高く、定期的な健診と毎日の清掃をしっかりとおこなって頂いており、埋入時のレントゲン写真(左)よりも2年後のレントゲン写真(右)の方が歯槽骨が増えています。しっかりとしたケアとメインテナンスの賜物です。

理想的なゴールへ向けて、骨の変化を想定した手術プランニング、そして患者さん自身のメインテナンスにより長くお付き合いいただけるインプラントは完成するのです。

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