唾液は体の健康にとってとても重要です。唾液が減少になると虫歯だけでなく、体全体に悪い影響を及ぼすのです。
唾液には虫歯菌が出して、歯を溶かす酸を中和させ、酸で溶かされた歯を再生させる力があります。唾液が減少になると歯は溶かされ、再生できないため虫歯が増えることがあります。
唾液は口腔内の細菌を洗い流す働きがあります。唾液が減少になるとお口の中が乾燥しやすく、汚れが歯に付きやすくなり、歯ブラシで除去できない着色が増えます。そして、細菌を洗い流す力がなくなり、細菌が増殖し、発酵して口臭が強くなります。
さらに、唾液が少なくなると歯周病菌に抵抗する力が低下する為歯周病になりやすくなります。
また、唾液が減少になると舌には味を感じる器官の味蕾の機能が弱くなって味を感じ取ることができなくなります。最も重要なのは、唾液には口から入ってきた風邪等のウイルスを防御するリゾチームが含まれています。唾液が減少になると、口や喉のウイルスから防御することができなくなり、風邪を引きやすくなります。
