舌を口蓋にくっつける

以前、
『夜寝るときに舌が口蓋にくっついていると安心して寝らられる』と、
とあるご婦人に言ったら
『私、夜中に目覚めて舌が上顎にくっついていると幸せを感じるの』
という答えが返ってきたという話はしただろうか。その場では「なんて大げさな人だ」と思ったが、三木成夫先生の本を読んでようやく気がついた。そう、舌を上顎にくっつけることはあの母親の乳首から舌を使って母乳を搾り取り、その結果として、腸からセロトニンが分泌され、体は幸福を感じるというあの原体験を、感覚を閉ざす睡眠とともに呼び起こすためではないのかと…ハンドピース
さて、乳児期のヒトは必ず舌が上がっているはずだが、幼児期になり、捕食方法が激変したり、感覚器の発達によって、舌を口蓋にくっつける多幸感を取り上げられてしまうのかもしれない。
その結果、ヒトは口呼吸や姿勢の不具合に由来する体の不調や倦怠感になやみ、歯並びを悪くしてしまうと考えらえる。
とすれば、離乳期が非常に大切になるはずだ。離乳食の与えかた、おしゃぶりの活用などにその答えがあるのかもしれない。
そして、おしゃぶりといえば、河田先生のTPC(大人のおしゃぶり)はなかなか優れた発想かもしれない。

もしも当記事を読んで気に入って頂けましたら ソーシャルメディアボタンで共有して頂けますと非常に嬉しいです^^
20